政治・経済

塩尻・野村桔梗ケ原工業団地 区画整理組合が発足

 塩尻市広丘野村に、新たな工業団地の「野村桔梗ケ原」を造成する土地区画整理事業の組合設立総会が19日、JA松本ハイランド広丘支所で開かれた。地権者67人が組合員となり、地域経済活性化につながる企業進出の需要に応える用地整備を進める。事業期間は令和7年9月までで、市内6カ所目の工業団地が整うとともに、市の懸案である都市計画道路・広丘東通線も延伸される。

 総会では、役員の理事と監事を選出した。組合設立準備会副委員長の三沢保さん(71)=広丘野村=が理事長に就き、「皆さんの財産を動かす先頭に立つ責任を感じる。円滑に組合運営し、地元も発展できれば」と述べた。企業誘致や資金管理の組合事務を民間開発業者がパートナーとして取り組む業務代行者には、準備会から携わる大日本土木(東京都)を決めた。同JA広丘支所が地元窓口を担う。
 JR広丘駅から南東1・4キロ地点の角前工業団地南側の12・7ヘクタールになる。区域内には南北に広丘東通線、東西に高原通線の都市計画道路を造り、事業主体の市が組合に工事負担金を支払う。市は助成金も含め3億円弱を負担し、技術援助も行う。総事業費は16億7870万円で、事業資金は、組合分の土地を進出企業に販売して賄う。新工業団地には9社の進出意向がある。
 土地区画整理事業は平成3(1991)年に検討が始まり、途中で地権者組織が解散したが、28年3月に新たに組合設立準備会を発足させた。昨年11月末までに全地権者の同意を得て12月に県に組合設立認可を申請、今月17日に認可された。
 事業計画によると、土地の区割りの換地設計をして、組合などが進出企業と売買契約を締結後、8月以降に造成に着工し5年度に完了させる。都市計画道路も本年度着工し、5年度中に完成予定だ。各企業の建築工事は5~6年度になる見通し。