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朝日に高遠藩主の鎧兜? 4神社に寄進の記録、村教委が調査へ

御具足(鎧兜)が奉納されているとされる五社神社

 朝日村内の神社に、高遠藩主から贈られた鎧兜などが奉納されているとの情報が村教育委員会に寄せられ、村教委が本年度、調査をすることになった。朝日村は江戸時代に高遠藩の飛び地だったことは分かっているが、同藩からの寄進物について、そのいわれを知る人はほとんどいないという。村教委は「貴重な朝日村の歴史資料」として、本格的に調べることにした。

 朝日村役場でこのほど開かれた、村文化財保護委員会でこれまでの経緯が報告された。
 村教委によると、今年4月2日、上伊那郡宮田村の男性から「高遠藩主・内藤頼直公が明治4年に五社神社(朝日村西洗馬)と熱田神社(同村針尾)に鎧兜を寄進したとの記録が残っているが、今でもその鎧兜は同社に伝わっているのか」といった内容のメールがあった。それぞれの総代長や宮司に確認したところ、高遠藩のものかは不明だが、鎧兜が保管されていることが判明したという。
 宮田村の男性に寄進の記録の出典を聞いたところ『御武器被下控(おんぶきくださるひかえ)』という内藤家の武具奉納の記録があることなどが分かった。同記録などにより、朝日村の五社神社、熱田神社、諏訪神社に御具足(鎧兜)、熊野神社に御旗が奉納されたとの記録が残っていることが確認された。
 村教委は、豊富な資料を持つ伊那市教育委員会とも連携を取りながら調べ、調査の進展状況を見ながら、鎧兜の展示も検討するという。