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配信授業 土偶が"先生" 塩尻の平出博物館 小中学校に対応

 塩尻市の平出博物館は本年度、小中学校などのオンライン授業への対応を始めた。児童・生徒のいる教室の画面上に、学芸員の分身のキャラクター(アバター)が登場し、質問に答えたり、歴史を紹介したりする。

 アバターの表情やしぐさは、博物館のパソコン画面の前にいる学芸員の顔や口の動きに連動する。画面上では、アバターが解説しているように見える。学芸員が操作をすると、アバターが「○」や「×」の札を出す。
 同館収蔵品で、下境沢遺跡(片丘)から出土した弥生時代前期(約2500年前)の土偶形容器を基に、アバターをデザインした。入れ墨の入った顔が付いているのが特徴。博物館を代表する出土品で、顔と胴体がある土偶形容器を選んだ。
 学校・学級から要望があれば対応し、公民館活動などにも応じる。博物館職員の牧野令さん(36)は「授業内の10分間をオンラインでつなぐなど、気軽に利用してもらえる。アバターが質問に答えるので、子供たちも楽しみながら学ぶことができるのではないか」と話している。