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信大・中村准教授がリウマチ研究で医学賞 分泌タンパクの作用発見 

「ノバルティス・リウマチ医学賞」を受賞した中村准教授

 信州大学医学部運動機能学教室(整形外科)の中村幸男准教授が、日本リウマチ財団の本年度「ノバルティス・リウマチ医学賞」を受賞した。国内のリウマチ研究の発展、進歩に寄与する研究を対象としており、県内の研究機関に所属する研究者に贈られるのは初めてとなる。

 関節リウマチは、免疫の異常によって関節が炎症を起こし、軟骨や骨が破壊され変形してしまう病気で、発症要因は分かっていない。中村准教授によると40~60代の女性に多く、国内に約75万人の患者がいる。
 中村准教授の研究グループは、ヒトの体内で骨から分泌されるタンパクに、破壊された関節を修復し、骨量を増やしたり炎症を抑えたりする作用があることを発見した。今後の研究でメカニズムの解明などを進めていく。
 中村准教授は「受賞を励みに、苦しんでいる患者さんの助けになるよう1日でも早く治療につなげたい」と話している。