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安曇野市長選・市議選で投票箱確保できる? 衆院選と同日だと足りず

投票箱。市長選・市議選に衆院選が重なると足りなくなる

 安曇野市で10月10日告示・17日投開票の日程で行われる市長選挙と市議会議員選挙(定数22)に、衆議院議員選挙が重なる可能性が出てきた。投票日が重なれば、市長選、市議選、衆議院の小選挙区と比例区、最高裁判所裁判官国民審査の五つの投開票を扱うことになり、投票箱が不足する。解散・総選挙はいつになるのか│。市選挙管理委員会はやきもきしながら国政の動向を注視している。

 衆議院議員の任期は10月21日が満了日。参議院県区の補欠選挙を含む4月の衆参両院3選挙で自民・公明両党が惨敗したため、各種報道で「9月解散・10月投開票」の可能性が指摘されている。
 市が保有している投票箱は364箱。投票所は期日前5カ所を含めて80カ所ある。投票1種類につき投票箱が一つ必要で、衆院選が重なると投票5種類で投票箱が計400箱必要になる。現状では36箱足りず、重なった場合は急きょ購入する必要があるという。
 一つの投票箱で複数種類の投票を受けることも可能だが、市選管事務局は「票を分けるのが大変だし間違いの元なので極力やりたくない」とする。全国的には不足分を段ボール箱で代用した事例があるようだが、不正を防ぐ目的で箱に鍵を掛ける必要があり、代用は考えにくいという。
 さらに、有権者が投票用紙に記入する記載台が足りなくなる心配もある。開票作業は国政選挙が優先されるため、市長選・市議選の開票は翌日にずれ込む可能性が高い。選挙事務に携わる職員の人件費など経費的な面を考えれば重なった方が安上がりなのだが、デメリットの方が大きいのが実情のようだ。
 衆院選の投開票日が1週間早かった場合でも、市長選・市議選の告示日と重なるため職員総動員で対応する必要があるという。9月解散・10月投開票の日程なら、安曇野市にとっての理想は10月3日投開票だという。
 安曇野市が誕生して過去4回の市長選・市議選が行われたが、投開票日が衆院選と重なったことは一度もなかった。4年前の前回選は市長選・市議選の投開票が10月15日で、衆院選は1週間後の22日と運よくずれた。
 すでに決まっている市長選・市議選の日程を変えることも可能だが、よほどの理由が必要になるという。市選管事務局は「重なれば厳しいが、決まればそれに従ってやるしかない」としている。