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納豆作りキット登場 木曽おんたけ観光局 開田産大豆使用 木曽の発酵食PR

藁つとの中で4日ほど熟成させた納豆。「しっかりしたうまみ」がご飯やあえ物にぴったりだ

 木曽町開田高原産の青大豆「シバキリ」を使った手作り納豆キット「木曽おんたけ納豆」が登場した。稲わらを束ねた〝藁つと〟の中に煮豆を詰めて発酵させる伝統的な納豆作りを自宅で体験できる。木曽の発酵食品を〝知って〟もらうことで木曽への来訪意識を喚起し、実際に来て〝食べて〟もらうことを目指す。

 木曽おんたけ観光局が企画し、開田高原の農家・中村敏之さん(44)が大豆を提供した。シバキリは青大豆に分類され、甘みがあることから豆腐店で好んで使われるが、青大豆の納豆は珍しいという。製造は、わら細工製作・販売会社で、大相撲の相撲俵も手掛ける南信州米俵保存会(上伊那郡飯島町)が担った。
 キットは1100円で、パック納豆3食分に当たる60㌘の大豆と藁つとが2本入る。作り方は、納豆菌が付着しているというわらに蒸した大豆を詰め、付属のカイロなどで20時間ほど温めて発酵させた後、冷蔵庫で熟成させると完成だ。熟成期間は1~20日と幅広く、短ければ大豆本来の甘みが味わえ、長くすれば味に深みが増すという。
 町内の道の駅「木曽福島」「日義木曽駒高原」、観光局の事務所で販売し、順次販売箇所を増やす予定だ。観光局の後藤憲二代表理事は、食のコンテンツのPRが木曽への誘客につながることに期待しながら「新型コロナウイルス禍の巣ごもり需要の中、発酵文化に親しみを深める教材としても魅力があるのでは」と期待している。