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初夏の味包む朴葉巻き 木曽の郷土菓子 店頭に

 季節の郷土菓子「朴葉巻き」が、木曽地方の店頭に並び始めた。青々とした朴の葉が採れる7月いっぱいまでの旬の味で、季節感あふれる味覚は、地元を離れた子供や親戚への「木曽の便り」としても重宝される。

 木曽町福島の菓子店・田ぐち(田口益生社長)は、木曽路の朴の葉の生育状況を見極めながら「ようやく厚みが整った」17日に販売を始めた。開始日は平年並みで、心配した遅霜の影響もなく、きれいな葉がそろった。
 青々とした葉が積まれた作業場は、野趣あふれる香りに包まれている。慣れた手つきのスタッフが、ひと枝に複数枚ついた葉の一枚一枚でまんじゅうを包んでいた。
 シーズンの始めは葉が柔らかいといい、発送業務は「しっかりと生育する」21日の開始を予定する。田口社長は「新型コロナウイルス禍で行き来を控え、帰省もままならないご家族に、初夏の息吹も包み込んだ故郷の味覚を届けてほしい」と勧めている。