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加工用トマト 新規に栽培 かまくらや 安曇野で

 遊休農地を活用した農業生産を担うかまくらや(松本市島立)は、担い手が不足する加工用トマトの生産に新規に着手した。重労働で特に負担が大きい収穫作業を機械化することで、全国的にも主要産地の中信地区では最大規模となる安曇野市三郷小倉の8ヘクタールを賄う。

 栽培提案、紹介を受けたJAあづみを通じて、飲料生産のゴールドパック松本工場(同市双葉)へジュース用として供給する。農水省「強い農業・担い手づくり総合支援交付金」を活用して大型農機2台を導入し、手摘みが主流となっている収穫作業の省力化・効率化を図る。JAあづみやゴールドパックの栽培指導を受けこのほど、苗の定植作業を始めた。初年度約250トンの収穫を目指す。
 新型コロナウイルス禍の外食需要の落ち込みで、全耕作面積165ヘクタールの7割以上を占めるソバの流通価格が昨年度大きく下落した。一方、地元農家の高齢化を背景に請負面積は年10~15ヘクタール増えており、田中浩二社長は「多品目栽培で経営の安定にもつなげ、地元の農地を守りたい」と話す。