地域の話題

松本芸文協 文化貢献の2人1団体を表彰

表彰状を手に記念写真に写る山崎さん(左から2人目)と湯川さん(同3人目)、蟻ケ崎高書道部の田中部長(右端)と大澤顧問(右から2人目)

 文化振興団体の松本芸術文化協会(佐藤文子会長)は16日、松本市埋橋2の燦祥館で「第22回顕彰式」を開き、地域で優れた文化活動を続ける2個人・1団体を表彰した。「地域文化賞」に元松本第一高校校長で郷土史家の山崎泰さん(74)=安曇野市豊科=と、松本蟻ケ崎高校書道部(顧問・大澤逸山教諭、部員47人)が、「美術賞」に画家の湯川龍麿さん(69)=木祖村薮原=が選ばれ、佐藤会長から表彰状が贈られた。

 山崎さんは、歴史に埋もれがちな信州の戦国武将らに光を当て続け、多くの著書を発表した。「武将たちのお墓に『ありがとう』と言いたい。彼らも喜んでくれるのでは」と語った。
 湯川さんは信州美術会や中信美術会、現代美術家協会信州支部の会員で、長年、地元の木祖村を拠点に創作活動に励み、地域に現代美術の土壌を育んできた。「賞が励みとなり、新たなアイデアやエネルギーが湧いてきた」と感謝した。
 松本蟻ケ崎高書道部は地域行事で積極的に書道パフォーマンスを披露する。一昨年夏に「第12回全国高校書道パフォーマンス甲子園」で初優勝するなど、書道を生かした熱心な地域活動が評価された。会場では3年生18人がダンスを交えて大きな紙に「奉謝」などと書いた。3年の田中萌部長(17)は「受賞は歴代の先輩方から受け継いだ伝統と地域の方々の支えのおかげ。今後も笑顔と元気を大事にして取り組みたい」と話した。
 昨年に開催を見送った松本芸文協創立30周年式典も行われた。佐藤会長は「私たちは無償の愛情で多くの人を支え応援してきた。これからもだ。皆さまの大きな力で文化芸術に携わる人たちを助けてほしい」と述べた。