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「エドさん」旧交温める 思い出のキャンプ地・松本へ

 開場20周年の節目を迎えた松本市のサンプロアルウィンで15日、スタジアムが紡いだ旧交が温められた。2002(平成14)年の日韓共催のサッカーワールドカップ(W杯)に出場し、アルウィンを核に松本で事前キャンプを張ったパラグアイ代表の通訳を務めたエドゥアルド・フェラダさん(65)=東京都=が来場。ホスト地のキャンプ実行委員会のメンバーだった市職員3人と再会を果たした。

 同国代表の主将だったホセ・ルイス・チラベルトさんに開場20周年を祝うメッセージを依頼する際、エドゥアルドさんが間に入ったことが、来場のきっかけとなった。エドゥアルドさんは併せて当時に関わったメンバーとの顔合わせを望み、実行委のメンバーだった松林典泰さん、金山博文さん、山本茂さんが駆け付けた。
 キャンプ招致の南米視察にも関わった当時を振り返り、「忘れられない経験だった」としたエドゥアルドさん。19年ぶりにスタジアムを訪れて「まだどきどきしている」とおどけ、「エドさん」の愛称に相好を崩しながら、握手やハグで往時を懐かしんだ。事前キャンプでマネジャーとしてチームに同行した金山さんは「思い出すと懐かしいことが多い。楽しい仕事だった」と話した。
 パラグアイ代表は韓国が会場だったW杯の予選リーグに備え、開幕前の5月中・下旬に10日間、松本で事前キャンプを行った。滞在中は小・中学校やこども病院などを訪問し、地域の人たちと触れ合った。南米の実力国が松本に残した遺産は、主将の名を冠した小中学生のサッカー大会・チラベルトカップの形で今に残っている。