地域の話題

D51化粧直し愛着深まる 保存会20年節目の作業

 安曇野市穂高有明の公園に展示してある蒸気機関車「D51」(デゴイチ)の保存活動グループ「あづみのD51483保存会」は15日、車体塗装や周辺清掃のボランティア活動をした。鉄道好きの子供など市内外から約40人が集まり、ペンキだらけになりながらきれいに塗り直した。

 昨年は新型コロナウイルスの影響で中止したため車体の"化粧直し"は2年ぶりで、保存会の活動としては20年の節目。野中由紀子会長は「(20年前と比べて)参加してくれる子供たちもすっかり入れ替わった。新しい子供たちが来てくれてうれしい」と喜ぶ。
 参加者たちはペンキの入った小さめのバケツを手に、はけやローラーで車体に黒色のペンキを丁寧に塗っていった。ペンキは地元在住の塗装会社社長が無償で提供している。電車が好きで毎年参加しているという松本市の波田小学校6年生・榊颯一郎君は「(あまりやらない作業なので)緊張する。楽しい」と笑顔で話していた。
 展示されているデゴイチは昭和15(1940)年製造で、第二次世界大戦の原爆投下時は広島県内にあったという。戦後は北海道で活躍後、51年に廃車となった。地元・立足区の中村治幸区長は「安曇野市の一つの財産だと思う。大勢の方々のおかげで維持できているのはありがたい」と感謝していた。