政治・経済

阿部知事 重症者増加で感染対策徹底呼び掛け

重症者の推移を示す阿部知事

 阿部守一知事は14日、県内で新型コロナウイルスの重症者と変異株の感染者が増加傾向にあるとし、「大型連休中の人の動きの影響が県内でも出始めている。今月中は最大限の注意を払ってほしい」と感染対策の徹底を呼び掛けた。高齢者や基礎疾患のある人にリスクの高い行動を控えることを求め、人との接触機会を減らすことをあらためて促した。

 県によると、13日現在の重症者は9人で、これまで最も多かった第3波ピークの1月10~12日の9人と同じ水準にある。昨年2月~4月30日に届け出があった重症者は49人で、うち44人は基礎疾患があった。平均年齢は68・8歳で、4分の3以上が高齢者となっている。重症化すると入院期間が長くなり、平均入院日数は27・8日だった。
 変異株の直近1週間(3~9日)のスクリーニング検査では感染率が7割を超え、県内で変異株への置き換えが進んでいるとみられる。5月以降、感染経路不明の事例も増えており、阿部知事は「変異株は従来株と比較して感染力が強く重症化する危険性が高い。5月30日までに医療警報を解除できるよう協力を求めたい」と述べた。