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肢体不自由児の拠点校に 松本市立清水中・清水小 エレベーター設置へ

エレベーターの設置が計画されている清水中学校

 松本市は、体が不自由で車椅子を利用するなど、障害のある児童や生徒が通える障害児対応の拠点校の開設を進めている。現在ある市立の小中学校にエレベーターを設け、車椅子で校内を自由に動けるようにする計画で、本年度中に清水中学校にエレベーターを設置し、来年度は清水小学校への設置を計画する。現在は肢体不自由児を受け入れている県立花田養護学校(諏訪郡下諏訪町)に松本市から通うケースが多いが、清水小と清水中での受け入れ体制が整えば、通学の負担の軽減につながることになる。

 松本市内には現在、エレベーターが四賀小と梓川小に設置されているが中学校にはない。階段昇降機は本郷小と並柳小、梓川中、高綱中に設置されているが、介助者が必要となる。
 市内の小学校で車椅子を利用する児童が中学校に進学する場合、エレベーターがある組合立鉢盛中学校(朝日村)に通うこともできるが、保護者の送り迎えが必要だったり、小学校の友達と離ればなれになったりするなど課題がある。
 松本市内には車椅子を利用する小学生が数人いることから、市教育委員会が将来的な拠点校として、清水中と清水小を選定し、エレベーターを設置することにした。清水中には10月末までに約4000万円をかけて整備し、来年度の本格活用を検討する。市教委は「すべての小中学校にエレベーターを設置するのは難しい。清水中と清水小を拠点に、子供たちが安心して学校に通える体制を整えていく」と話している。