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坂井のそば店・まる木家 1年ぶり再開 コロナ禍も元気に

 筑北村坂井にある手打ちそば店「まる木家」が今春、営業を再開した。新型コロナウイルス感染拡大の影響で利用客が減り、昨春から約1年間休業していたが、店主の小川原永雄さん(83)が、食を通じて地域のにぎわいづくりができればと再開を決めた。

 仲間と共同栽培しているソバを使って、小川原さんが手打ちして提供している。カツ丼や、ラーメンも人気メニューだ。各席にアクリルパネルを設置するなど、感染対策を実施して営業している。
 平成元(1989)年に開店し、地域住民や、観光客らに親しまれてきた。小川原さんは長年、建築業を営んでいたが、村を訪れる人などから「食事できる場所が少なく寂しい」という声を聞き、一念発起して飲食店を構えた。建築の仕事をしていた頃に、工事を手掛けた食堂やすし店の店主から料理を教わり、料理の面白さを感じたことも店を出す追い風になったという。
 現在は1人で店を切り盛りする小川原さんは「飲食店や商店がなくなると人の流れがなくなり寂しくなってしまう。親しまれてきたメニューをおいしく提供していきたい」と話す。まる木家の内装は、スギの丸太が使われた特徴的な造りで、店名の由来だという。近くに住む70代女性は「そばがおいしいお店。また食べに行きたい」と再開を喜んでいる。
 営業は不定期で、予約が必要。昼の営業は午前11時~午後2時。予約・問い合わせは、まる木家(電話0263・67・2313)へ。