地域の話題

安曇野署管内で人身交通事故多発 高齢者、交差点関連が顕著

 安曇野警察署管内(安曇野市、麻績村、生坂村、筑北村)で、人身交通事故の発生が増えている。県全体が昨年より減少傾向となっている中で、管内では今年、9日までに99件(前年同期比9件増)の人身交通事故が発生しており、特に高齢者が絡む事故や交差点での事故、歩行者事故などの増え幅が大きい。同署は「あらためて安全確認を徹底してほしい」と注意を呼び掛けている(事故件数は全て暫定値)。

 安曇野署によると、今年の人身交通事故による管内のけが人は9日までで125人(前年同期比17人増)で、死者はいない。県全体では、発生件数1552件(同124件減)、死者9人(同7人減)、けが人1848人(同127人減)と減少傾向で、周辺の松本署と塩尻署、大町署も前年を下回っている。けが人の増加数は大規模署の長野南署、伊那署に次いで3番目の多さだ。
 特に高齢者が絡む事故が51件(同21件増)と多く、うち高齢者が運転手だった事故は37件(同17件増)だった。発生場所は交差点が53件(同11件増)と多い。歩行者がけがをした事故は12件(同10件増)、飲酒運転による人身事故は3件(同3件増)発生している。1、2月は前年を下回っていたが、3月から増加傾向に転じた。
 安曇野署交通課の土肥照佳課長は「昨春は新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出自粛や休校があったが、今年は例年と同じ生活実態に戻りつつある。車、歩行者共に危機意識を持ってほしい」と呼び掛けている。今後は取り締まりや街頭啓発活動を強化していく。