政治・経済

松本で75歳以上集団接種開始 480人混乱なく

新型コロナワクチンの接種を受ける高齢者

 松本市に住む75歳以上の高齢者を対象とした新型コロナウイルスワクチンの集団接種が8日にスタートした。医療従事者や施設の入所者以外の市民を対象にした接種は初めてとなる。初日は市内の4会場で計480人分が行われ、高齢者が新型コロナから命を守るワクチンの接種を受けた。

 アルピコプラザ(深志1)では4階の1フロアに会場を設けた。市医師会の医師と看護師3組が接種を担った。午後2時の開始時には30人ほどが来場して、受け付けや医師の問診を受けた後、看護師から接種を受けた。1日に娘夫婦の協力で予約できたという男性(80)は「やっと接種できて気持ちが楽になった」と話していた。
 会場の入り口で検温や手続きを行った後、接種を受け、副反応の状況などをみるため15~30分ほどの待機時間がある。受け付けから接種完了まで8分ほどで済んだ板花利江さん(78)は「接種を受けるまではドキドキしたが、思ったよりスムーズに受けられた」と感想を口にしていた。
 市は8日と9日の会場での接種のやり方などを点検して今後の改善点も探っていく考えだ。ワクチン接種の事務を担当する市健康福祉部の平林恭子部長は「やっとここまできた。希望者がなるべく早く接種できる体制を作っていく」と話していた。
 集団接種は9日もアルピコプラザと市内3カ所の保健センターで行われる。市は「会場で密を作らないように予約時間を守って来場して」と呼び掛けている。