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朝日と山形でワクチンの集団接種始まる 初日は混乱なく

 東筑摩郡5村と北安曇郡南部2町村のトップを切って、朝日村と山形村で8日、65歳以上を対象に新型コロナウイルス感染症予防のワクチン接種が始まった。初日は両村とも予定通り、朝日村で50人、山形村で60人が接種を受け、混乱はなかった。自粛を続けてきた高齢者の間からは、接種を終えて「(2回打てば)外出できるかな」といった安堵の声が聞こえてきた。

 両村とも初日は村長が立ち会ってワクチン接種が始まった。シミュレーションをするなど入念に準備をしてきたこともあり、接種はスムーズに進められた。
 朝日村は、午後1時に村農業者トレーニングセンターで接種が始まった。会場には「検温」「予診」「問診」「接種」「経過観察」などと書かれた紙が貼られ、接種をする人たちは職員に案内されて移動していた。1番目に接種を終えた上條操さん(83)=古見=は「チクッとしたけれど痛くはなかった。もう1回打てばひと安心なので、横浜にいる娘に会いに行きたい」と話した。西川敏明さん(79)=同=は「日用品の買い物くらいしか外に出ず自粛していたので、出掛けられるようになると思うとうれしい」と話していた。
 山形村は村保健福祉センターで午後2時に接種が始まった。予約をしていた人たちが職員の案内で会場に入り、各工程を確認しながら整然と移動していた。1番目に接種を終えた渡邊克明さん(65)=小坂=は「今までほとんど外に出ていなかった。接種したからといってすぐに外に出るわけではないけれど、安心感はある」と話した。及木いく子さん(89)=同=は「自粛していておそば屋さんにも行っていないので、おいしいおそばを食べに行きたい」と話していた。
 東筑摩郡や北安曇郡南部の他の町村でも、9日以降順次、接種が始まる。