地域の話題

GWの行楽地 昨年より人出戻る

大勢の観光客でにぎわう松本城公園(4日)

 今年のゴールデンウイーク(GW、4月29日~5月5日)は、中信地方の各行楽地で前年を上回るにぎわいとなった。新型コロナウイルスの感染拡大で昨年は多くの施設が閉鎖となったが、今年は感染対策を講じ試行錯誤の受け入れが目立った。ただ、GW直前に4都府県で緊急事態宣言が発令されるなど予断を許さない状況にあり、観光業者にとっては苦難が続いている。

 松本城の有料入場者は計1万5742人で、一昨年の4分の1だった。3日には期間中最長の90分待ちの列ができたが、天守に間隔を空けて入場してもらう措置のためだった。
 安曇野市穂高の大王わさび農場では、3日に期間中最多の約7000人(推定)が訪れた。東京都を除く首都圏、名古屋方面からの客も多かったという。同市の国営アルプスあづみの公園堀金・穂高地区には期間中計2万2687人が来場した。
 塩尻市の小坂田公園のゴーカート場は延べ約3000人が来場した。一昨年の水準には及ばないが、一日に1000人を超える日もあった。奈良井宿には約5900人が訪れた。市観光課の担当者は「実感として昨年の連休よりは人が戻ってきている」と話す。
 松川村の安曇野ちひろ美術館は2894人の来場があった。
 木曽町の開田高原マイアスキー場は、開業25季目で初めて大型連休期間中まで営業した。3、4日の2日間の利用客は計700人。今孝志社長はコロナ禍の営業を「気が抜けないシーズンだった」と振り返った。木祖村小木曽のレジャー施設「やぶはら高原こだまの森」は4月24日から、2年ぶりの通常オープンとなった。好天の3、4日は満員となった一方、天気で予約を変更する利用客も多く、担当者は「天候に振り回されたGW」と話していた。
 JR東日本長野支社によると、期間中の中央東線の利用客は4万2000人で、一昨年の34%にとどまった。