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コウノトリ安曇野で確認 2年ぶり 京都生まれの雌

安曇野の水田で見られたコウノトリ(5日午前10時10分ころ)

 安曇野市内の水田で5日、国の特別天然記念物・コウノトリ1羽が羽を休めているのを通りがかった愛鳥家が見つけた。両脚に足環を付けており、連絡を受けて駆け付けた日本野鳥の会木曽支部の大関豊さん(73)=同市穂高有明=が兵庫県立コウノトリの郷公園のホームページに載っている「足環カタログ」の足環の色の配列から、京都府京丹後市の巣で昨年6月に生まれて8月に巣立った雌の個体と確認した。

 コウノトリは水田のあぜに立っていて、吹き付ける強風に耐えるかのように、しばらく動かなかった。やがて羽を広げてふわりと飛び立ち、上空を旋回した後、少し離れた水田に降りた。水田を横切って歩きながら時折、地中の餌をついばむしぐさを見せた。
 安曇野では3年前の平成30(2018)年5月に、福井県で放鳥されたコウノトリ1羽が確認されている。翌31年にも明科地域の犀川辺りを飛んでいるのが目撃された。
 大関さんは「こどもの日にコウノトリ!」と笑顔を見せた。近年の県内での目撃事例を挙げて「珍しいことに違いはないが、各地の保護活動が実って飛来数が増えているのかもしれない。近い将来、安曇野でも繁殖するようになればいい」と夢を膨らませていた。