連載・特集

2021.5.4 みすず野

 きょうは「こどもの日」。国民の祝日になったのは、昭和23(1948)年のことで、子どもの人格を重んじ、幸福を図るとともに母に感謝するとの趣旨だ。母に感謝の文言が、何とも時代を感じさせる◆「端午の節句」でもある。男子の健やかな成長を願う日。大昔は田の神を迎えるため、早乙女が巫女となり、一晩身を清めた後、田植えをする神事の日だったという。そんな風習を伝える「お田植え祭り」が、安曇野市三郷の住吉神社などで行われてきた。さて、いまの子どもを取り巻く状況だが、大変厳しいと言わざるを得ない◆コロナ禍が起きて、全国の赤ちゃんの出生数はさらに落ち込む(家計の収入減で、将来不安が先立つなどの理由)とみられ、少子化の加速が止まらない。さらに、近年よく指摘されるのが子どもの貧困だ。子育て世代の貧困(収入が生活保護基準以下)が急増しているのだ◆子どもの6人に1人が貧困、との調査結果も。児童虐待、小中学生の不登校などの数字も深刻である。子どもは将来のこの国、この社会を担う。元気に育つために何ができるのか。私たち一人一人が考え、実践に移したいものである。

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