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ワクチン先行接種開始 松本市 高齢者施設を巡回

新型コロナワクチンの接種を受ける高齢者施設の入所者(グループホーム・りんごの樹)

 松本市は28日、市内の高齢者向け施設を対象とした新型コロナウイルスワクチンの先行接種を始めた。感染拡大防止の切り札と期待されるワクチンが医療従事者以外の市民に接種されるのは初めてで、市と市医師会の接種チームが施設を巡回し、入所者や職員にワクチンを打った。

 松本市石芝3のグループホーム・りんごの樹(橋倉壮策代表)では、入所者と職員約20人がワクチン接種を受けた。橋倉代表は「医療スタッフが施設に来てくれ接種してもらえるのは大変ありがたい。希望者が一日でも早く接種できるようになれば」と願った。
 巡回チームの一員として、施設2カ所を回り問診をした市医師会の山岸淳一郎副会長(66)は「接種はスムーズにできたが、事前の準備を万全にすることの大切さが分かった」と初日を振り返った。市保健所の接種を担当する看護師の森田妙子さん(39)は「接種後に副反応を注視する必要がある」と話した。
 市による地域密着型老人福祉施設への巡回接種は、市内11施設の入所者や職員約440人を対象に行われる。ワクチンは2回接種が必要となることから、完了は5月末となる見通しだ。