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マイマイガ大発生の兆し 注意呼び掛け

 幼虫が街路樹や庭木などを食い荒らすマイマイガが、ふ化の時期を迎えている。松本市内の公園や民家の軒下などでも卵の塊から一斉にふ化した幼虫の集団が確認され、分散も始まった。マイマイガの1齢幼虫は毒の毛を持ち、刺されると赤い発疹になる。今年は幼虫の数が例年より多いと指摘する専門家もいる。山地でも1齢が見られる5月初旬までは特に注意したい。

 マイマイガは、春にふ化する幼虫が森林害虫として知られる。安曇野市を拠点とする「三郷昆虫クラブ」世話人の那須野雅好さんによると、幼虫は吐く糸を利用して移動するため「屋外で過ごすうちに衣服に付きやすく、刺されることがある」。5ミリほどと小さいため肌のダメージも限定的だが、痛みやかゆみを伴うことが多く厄介だ。
 数年間隔で大量発生と小康状態を繰り返していて、今年は大量発生の兆しもあるようだ。那須野さんは今月、松本市アルプス公園内の木棚の多くで幼虫を確認し「特に東山山系では例年よりも明らかに多い」と話す。
 塩尻市の有害生物被害予防業「かわほりプリベント」代表の山岸淳一さんも、昨夏防除依頼のあった松本市北東部だけでなく、広範囲で3年ほど前よりとても多い印象を持つ。松本市も昨年、幼虫が成虫(ガ)になる7月に例年以上の相談を受けており「(今年は)ある程度の数発生するだろう」とみている。山岸さんは「駆除は幼虫分散前がラストチャンス」という。