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市議会もオンライン会議 松本 非常時対応 議員が研修 

模擬議運のリモート参加の様子。委員の姿と会議資料を同じ画面で確認する

 松本市議会は、非常時の対応としてオンライン会議を導入する。新型コロナウイルスがまん延して議員が集合できない場合などに、配備済みのタブレット端末を使い、ウェブ会議システムで委員会や協議会を開催する。27日には全議員が参加して第1回の研修を行い、運営上の課題を洗い出した。

 模擬の議会運営委員会を議員協議会室で開催し、一部の委員は所属の各会派室からウェブ会議システム「Zoom」を使い参加した。協議事項を集約する場面では、リモート参加者が「了承」を意味する丸印を、別々のジェスチャーで伝える姿に「意思確認の仕方を決めておいた方がいい」といった意見が出た。
 市議会は昨年度、コロナ対策の一環でオンライン会議の導入を政策部会が1年かけて検討した。感染症のまん延や大規模災害で参集が難しい場合、本会議を除く委員会や協議会をオンラインで開催できるように2月定例会で関係条例、規則、訓令を網羅的に改正した。5月からはZoomの有料ライセンスを取得する。青木崇部会長は「非常時でも混乱なく議会活動を継続できるよう今後も研修を重ねていく」と話す。
 県内の他市町村議会でもコロナ禍を受け、オンライン会議の実施を模索する動きはある。ただ、例規改正とICT(情報通信技術)環境の整備が両方とも済んで実現可能な状態の自治体は、松本市や伊那市などごく一部にとどまるとみられる。