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懐かしの駅弁販売 国鉄時代をイメージ 木曽町の肥田亭 

昭和期に木曽福島駅で販売されていた駅弁をイメージした「懐かし駅弁」

 木曽町福島の上の段にある和食レストラン「和庵 肥田亭」は、昭和期の旧国鉄時代に現JR木曽福島駅で売られていた幕の内弁当をイメージした「懐かし駅弁」を作り、予約販売を始めた。かつて「まつ岡」の商号で駅弁の調製・販売を担っていた松岡新聞店(福島)に残る掛け紙の絵を、懐かし駅弁の掛け紙にも使った。お茶を飲むための汽車土瓶付きで限定200食を用意する。

 掛け紙には、中山道・妻籠宿(南木曽町)の町並みと木曽の霊峰・御嶽山の絵が描かれ、赤色の文字で「特製幕の内弁当」が入る。裏面で木曽福島の駅弁の歴史を紹介している。土瓶は岐阜県多治見市の職人が一つ一つ焼き上げた手作り品で、松岡新聞店が当時の品を提供した。
 弁当の中身は現代風のアレンジで、季節の山菜のあえ物や、野菜の煮物、焼き魚などを詰め合わせた。
 今回は200食で販売を終了するが、好評ならば、今後も別の掛け紙を使い、季節ごとに〝駅弁〟を提供するという。店長の井上慎二さん(62)は「昭和の懐かしい雰囲気を味わってほしい」と話している。
 1食1580円(税込み)。希望者は前日までに肥田亭(電話0264・24・2480)に申し込む。駅弁は肥田亭で受け取る。火曜定休で、他にも不定休がある。