政治・経済

生坂村議選20年ぶり投票 身近な選挙 高まる関心

 なり手不足解消を狙い、若手議員の報酬を引き上げる条例改正が行われて初となる生坂村議会議員選挙(25日投開票)は、定数8に対し現職、新人の計9人が立候補し、平成13(2001)年以来、20年ぶりの選挙戦が展開されている。有権者が久々の選挙戦をどのように受け止め、審判するか注目される。

 「地域のことを決める一番身近な選挙に、自分も関われた気持ちが強い」。22日に期日前投票に訪れた女性(70)は、新鮮な気持ちで1票を投じた。「無投票で当選者が決まる選挙と比べ、関心の度合いが違う」とも話した。期日前で初めて村議選の投票をした農業の男性(57)は「議員になるからには村のことをよく知り、よく考えてほしい」と厳しい目を向ける。
 議員報酬は、55歳以下を対象に現在の月18万円から30万円に見直された。現職6人、新人3人の立候補者のうち、55歳以下は現職1人、新人2人だ。
 報酬アップが、村民が議会に関心を向ける契機になったとの声は強い。同時に、報酬引き上げ自体についてはさまざまな意見がある。70代の男性は「雇用情勢が厳しく、一般の人も月30万円稼ぐのは大変な時代。しっかりした議員活動をしてほしい」と願う。70代の自営業男性は「少し高い気もするが、選挙後に効果をしっかり検証してほしい」と求める。
 報酬アップを好意的に受け止める70代女性は「せっかく実現した取り組みなので若い人が当選してほしい。今後も若手が手を上げやすい雰囲気ができればいい」と期待している。