地域の話題

塩尻市宗賀の住民が財産区林に整備 「どんぐり夢広場」で宗賀小児童が山菜採り体験

タラノキの芽に恐る恐る手を伸ばす子供

 塩尻市宗賀地区の住民が、子供に自然体験を提供できる環境として、5年前から財産区林に整備してきた「どんぐり夢広場」で21日、宗賀小学校の1年生と2年生の合わせて59人が山菜採りをした。うっそうとした森に、市の間伐事業と住民の手が入ったことで山菜が豊富に芽を出すようになり、初めて春の恵みを子供に提供できた。

 夢広場の整備を手掛ける「どんぐりプロジェクト」のメンバー7人が、一緒に森に入った。とげだらけのタラノキにおっかなびっくり手を伸ばし、みずみずしい芽を摘み取った子供は「取れたー」と大喜びだった。コシアブラやコゴミも探し、ヨモギは袋いっぱい取った。
 夢広場は宗賀小学校の旧学友林だった。整備前は日差しが入らず「目の前に熊が居ても分からないほど暗かった」という。プロジェクト代表の中野秀治さん(74)は「これまでの成果が表れた」と山菜採りをする子供の姿に目を細めた。「山の恵みを体験することが、山を大切にする気持ちにつながれば」と願っていた。