政治・経済

筑北で県内初の移動投票所 村内4カ所を巡回

車内に置かれた投票箱に票を入れるお年寄りの有権者

 筑北村選挙管理委員会は21日、参議院県区補欠選挙(25日投開票)で、車を使った初の「移動期日前投票所」を実施した。投票区の再編で廃止された4カ所の投票所を巡回して約1時間ずつ開き、高齢者を中心に計45人(男性19人、女性26人)が投票を行った。

 第11投票区の大沢集会施設と乱橋活性化施設みなくる館、第22投票区の別所公民館、第31投票区の坂井高齢者生活支援センターの駐車場に、ワゴンの公用車を投票所として巡回させた。みなくる館前では車の前に受け付けのテントを立てて準備し、午前11時から数人の高齢者が投票した。
 投票用紙の記載台は車内にも設けられ、後部座席から選挙管理委員と立ち会い人2人が投票を見守った。投票した近くの山田文之さん(81)は「最近、車の運転免許を更新したが、いずれ返納してしまうと困る。歩いて行ける投票所は必要」と話していた。
 移動期日前投票所の開設は県内初で、神奈川県箱根町の先行事例を参考に導入した。村の山田充彦総務課長は「車内の記載台の手元が暗いなど、やってみないとわからないことがあった。今回の経験で得られた反省点を検証して改善し、今後も続けていきたい」と話していた。