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発足2週間余の松本市保健所 感染拡大防止へ休日返上で奮闘

新型コロナの対応などの業務をこなす市保健所の職員

 新型コロナウイルス感染症が拡大する中、今月1日に発足した松本市保健所(島立)が感染拡大防止に懸命に取り組んでいる。これまで14日間連続で感染者が確認されており、職員が休日返上で対応にあたっている。15日は発足後、最多となる5人が確認されており、他の部署の応援を受けながら調査などを進めた。新型コロナの感染の広がりを防ぐためにも、接触者への迅速な調査の実施と共に、感染者やその接触者に行動把握への協力を求めている。

 市保健所はスタート当初から新型コロナ対応に迫られた。1日に1人の感染が確認された。その後も1~3人が確認される日が続き、15日までに計29人の感染が判明した。
 行動歴の把握などは保健予防課の保健師を中心に感染者が特定されないように気を配りながら調査を進める。市保健所発足前に他の保健所などで研修を積んだ保健師が中心となって、電話などで聞き取りをする。土・日曜日も職員が出勤し、早朝から深夜まで対応している。佐藤亜矢子課長は「新型コロナは誰が罹ってもおかしくなく感染したことは決して悪いことではない」といい、「感染された方と信頼関係を築き、少しずつでもご自身の行動を思い出してくれれば。行動の記録をつけていてくれればありがたい」と話している。
 松本圏域では4月に入って感染者は増加傾向にあり、市保健所は松本市を除く2市5村(安曇野市、塩尻市、麻績村、生坂村、筑北村、山形村、朝日村)を管轄する県松本保健所と連携を取りながらコロナ対策に力を尽くす。県松本保健所の小山勤副所長は「同じ県松本合同庁舎内に事務所があり、顔が見える関係で連携も取りやすい。情報を共有して感染拡大にお互いに努めていきたい」と話している。