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塩尻市の木曽楢川小 児童全員で渡り廊下に感謝の絵 楢川中と併合で解体間近

窓ガラスに絵の具を使って好きな絵を描く児童たち

 塩尻市の木曽楢川小学校(山本秀樹校長、61人)の児童が、来春の義務教育学校への移行で解体される渡り廊下の窓ガラスに絵を描いている。絵の具を使って思い思いに窓ガラスを彩り、学校生活を支えてきた渡り廊下への感謝の思いと色にあふれる夢の空間をつくっている。

 延長15メートル、幅2・5メートルの渡り廊下は中庭をまたぎ、二つの校舎をつなぐ。児童が絵を描いている2階は両側の全面がガラス張りで、高さは約3〓ある。
 13日と14日は4年生の10人が、柔らかな日差しが注ぐ午後の図画工作の授業時間に作業した。担当の市川忠宏教諭(55)が見守る中、思いつくままにガラスに筆を走らせ、深海魚や猫、森林や花束などを描いた。小林颯君(9)は「みんな一緒に楽しくできて、良い絵が描ければ良い気持ちになる。きれいにしたい」と話した。
 楢川中学校と併合して開校する義務教育学校は、木曽楢川小の校舎と敷地を活用する。中庭に鉄骨2階建て延べ412平方メートルの校舎を増築する計画で、渡り廊下は29日~来月下旬に解体・撤去される。今回の全校企画は、学年ごとに取り組んでいる。
 校舎の増築は7月初旬に始まり、事業は既存校舎の改修も含め3月末まで行う見通し。総事業費3億800万円をかけて、延べ約4300平方メートルの施設を整える。