政治・経済

大桑、須原発電所 100年の節目に記念行事 水力発電の歴史ひもとく

大桑発電所内を見学する参加者

 大桑村にある関西電力の大桑と須原の両発電所が大正期の運転開始から100年を迎え、14日に大桑発電所で記念行事が開かれた。およそ40人が参集して水力発電の歴史に触れ、再生可能エネルギーについて理解を深めた。

 大正10(1921)年3月に運転を開始した大桑発電所は約40メートルの落差で発電し、現在は1万2600キロワットを出力している。年間にすると約6100万キロワット時で、一般家庭およそ1万9500世帯の電力を賄える。大桑発電所の翌年にしゅん工して発電を始めた須原発電所は落差約35メートルを利用して1万800キロワットを出力している。
 二つの発電所は、当時の実業家・福沢桃介によって建設された。施設の建物は、経済産業省の近代化産業遺産に認定されている。
 現地で行われた100周年記念行事では、記念プレートの除幕や施設見学や説明が行われた。大桑村の貴舟豊村長は「村の発展と水力発電所は切り離せない。あらためて歴史をひもとく機会になった」、関西電力の原口和靖東海支社長は「100年を迎えたことは地元の協力と先輩が設備を守ってきた努力の結晶だ」とそれぞれ述べた。