教育・子育て

松本青年の家が閉館 3月末で 老朽化・利用減

3月末で閉館した松本青年の家

 松本市は、同市島内の宿泊型研修施設「松本青年の家」を3月末で閉館した。築54年が経過し、老朽化が進んでいる点に加え、近年は利用が激減して運営が立ち行かなくなったという。今後は土地と建物の後利用が懸案となる。

 昭和42(1967)年、県が「県松本青年の家」として開館した。鉄筋コンクリート造り2階建て、延べ約1200平方メートルの本館のほか体育館、グラウンド、職員宿舎などを備え、敷地面積は1ヘクタール余に及ぶ。県の財政改革に伴い平成18(2006)年に市に移譲され、当初は日本ボーイスカウト県連盟に貸し付けられたが、25年度から一般社団法人・松本青年の家が施設を市から借りる形で管理運営してきた。
 標高870メートルの高台に位置する青年の家は松本平の眺望にも優れ、夏季を中心に多くの団体に利用されたが、新型コロナウイルス禍の昨年度は一般利用がほとんどなかったという。運営の継続が厳しいとして、同社団法人が昨年度いっぱいで撤退した。
 こども育成課は本年度内に土地と建物の後利用を検討したいとしている。