政治・経済

松本市 敬老祝金を見直し 88、100歳のみに 年1000万円減

 松本市は本年度、高齢者に対して敬老の意を表し長寿を祝う「敬老祝金」の贈呈対象者と支給額を見直す。これまでは毎年度88歳、99歳、100歳、101歳以上の誕生日を迎える市民に支給していたが、99歳と101歳以上を廃止し、支給額を88歳は2000円減額、100歳は5000円増額する。少子高齢化が進み対象者が年々増える中、支給総額を抑えることで事業の継続を図る。

 市の敬老祝金は昭和48(1973)年に始まり、「敬老の日」がある9月に支給されている。近年の支給状況は平成22(2010)年度が対象1294人・総額1450万円だったのに対し、令和2年度は2111人・同2949万円(決算見込額)と10年でほぼ倍増した。このままだと対象、支給総額とも増え続けることが予想される中、見直しを図ることで、本年度は対象1667人・総額1917万円に抑えられる見込みという。
 かつては喜寿(77歳)も対象だったが平成13年度に廃止するなど、市はこれまでも折に触れて制度内容を見直してきた経緯がある。
 市の人口構成比における老年人口(65歳以上)は、昨年度の28%から令和22年度には35・1%にまで膨らむと試算されており、高齢福祉課は「末永く感謝を伝え続けるためにも、時代に見合った形で事業を継続したい」としている。