地域の話題

遊休地再生スイセン見事 筑北の丸山盛一さん

遊休農地を彩るスイセン

 筑北村東条大沢新田の丸山盛一さん(81)が、自宅の庭や近くの遊休農地で育てているスイセンが見頃を迎えた。過疎が進み荒れていた遊休農地を地道に手入れして、21年前から花を増やしてきた。今では約30万本が楽しめるようになり、谷あいの集落を鮮やかに彩っている。今年は新たに1000株を植え、見学者が歩きやすいように遊歩道も整えた。
 丸山さん宅から上部に続く村道約1キロにわたり、斜面を埋めるように咲いている。黄色や白の花のほか、八重の花、珍しい配色のラッパスイセンなど品種は約30種に上る。花づくりや庭づくりの趣味を生かして園芸店などでさまざまな品種を集め、球根から育てたり、株分けしたりして増やしてきた。
 遊休農地はかつて田畑だったが、耕作をしなくなって木々が茂りやぶになっていた場所が多かった。丸山さんは、土地の荒廃を防ぎ、人が暮らす営みを将来に残したいと、所有者の理解を得て整備を進めてきた。「土地の再生は楽な作業ではないけれど、花を見に来た人が喜んでくれるとうれしい。今では楽しみで続けている」と話す。
 一帯にはハナモモ、アジサイ、ヒガンバナ、山野草なども植えてあり、四季折々の花を楽しめる。スイセンは今週~来週が見頃のピークで、5月上旬まで楽しめる。5月にかけスイセンとハナモモの共演もおすすめだという。見学は随時可能。