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松糸道路計画の安曇野市区間 事業化へ測量

ドローンで測量するゼンシンの社員

 地域高規格道路・松本糸魚川連絡道路のうち、安曇野市内を通る新設区間の起点となる長野自動車道「安曇野北インターチェンジ(IC)」(仮称)付近で10日、小型無人機・ドローンによる測量が行われた。昨年8月に県が示した「最適ルート」に基づき、詳細なルートを決めるための測量で、事業化に向けた準備段階に入った。

 測量は駒ケ根市の業者・ゼンシンが請け負った。約20ヘクタールでレーザー機器を搭載したドローンを5回飛ばして作業した。ドローンは毎秒3メートルほどのゆっくりとした速度で飛行しながら、上空50メートルからレーザーで地表部分を計測した。地形を3次元のデータとして捉えるため、高精度なデータが得られる上、「(同程度の面積では)従来の測量では1カ月ほどかかったが、この方法だと1日で完了する」(ゼンシン技術部地理情報室取締役室長・森村浩之さん)とし、労力・コストの大幅な削減が期待できる。
 松糸道路は安曇野市から新潟県糸魚川市に至る全長約100キロの道路で、約4割が新設、残り6割を現道改良で整備する。安曇野市内の区間は、県が犀川右岸から三川合流部を横断して高瀬川右岸道路につなげる3・6キロを最適ルートと決定した。今後、現地測量のほか住民と協議を重ねるなどして詳細なルートを決める。着工時期は未定となっている。