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塩尻市広丘高出の永原峯男さん 城や寺の精密模型製作

農閑期に作った模型と永原さん。最新作は彦根城天守(左から二つ目)

 塩尻市広丘高出の農業・永原峯男さん(84)は農閑期に、日本の城や仏教建築の模型を作っている。材料は全て自分でそろえ、一から手作りをする本格派だ。この冬は国宝彦根城(滋賀県)の天守を仕上げた。

 農業用ハウスがアトリエ代わりだ。設計図はなく、旅行に行った際に撮った写真を基にしている。近くのホームセンターで材料を買いそろえ、活性炭やそうめんの空き箱といった廃材も利用している。
 彦根城は1月下旬から1カ月余りかけて作った。天守屋根のしゃちほこや、花頭窓など、細部まで忠実に再現した。特に苦労をしたのが反り屋根だ。ホームセンターで屋根材用に買ってきた木の棒を切っては一つ一つあぶって反りを付け、屋根に取り付けた。永原さんは「その作業はえらかった(大変だった)」と笑う。
 平成30(2018)年の冬、農閑期の暇つぶしに模型作りを始めた。以来、毎年1作品ずつ作り、今作で4作目となった。彦根城はこれまでに作った三重塔、松本城、平等院鳳凰堂とともに自宅玄関に飾った。
 夏の趣味はゴルフといい、農作業も忙しくなる。次回作について永原さんは「また冬に考えたい」と話している。