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スマホの使い方教えます 王滝村で冨永さん企画 高齢者の苦手意識克服へ

冨永さん(右)に教わりながらスマホを操作する参加者

 スマホ(スマートフォン)は持っているけれど、使い方が分からない―。そんな高齢者の声に応え、スマホ操作の〝いろは〟を学ぶ教室が今月から、王滝村で始まった。村内で働く冨永憲一さん(60)=木曽町福島=が企画し、村公民館が共催した。社会のデジタル化が加速する中、冨永さんは「行政も情報発信にホームページを活用する時代。スマホへの苦手意識を克服してほしい」と願っている。村公民館で毎週末に開催する。

 定期開催を前に、3月末に「プレ教室」を開いたところ、80代の高齢者2人が参加した。長年愛用した携帯電話の「ボタンを押す」操作ではなく「画面に触れる」といった基本操作を教わりながら、まずは電話のかけ方を勉強した。
 村内下条の佐口幸子さん(86)は「20歳くらい若返らないと付いていけないわ」と笑いながら「今日だけで5歳は若返った。頑張ります」。中越の大家幸雄さん(87)は、3月中旬に携帯電話をスマホに切り替えたばかりといい「うまく操作するといろいろな情報を手に入れることができそうだ」と目を輝かせた。
 今月4日に開いた初回の教室の参加者は一気に5人に増え、関心の高さをうかがわせた。希望者がさらに増えれば開催回数を増やすことも検討中だ。冨永さんは「福祉ボランティアと考えている。王滝の元気なお年寄りのお役に立ちたい」と話し、取り組みの輪が広がることを願っている。
 次回は11日に開く。