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塩尻の事業所がタッグ 医療者応援 ネットで資金募り弁当提供へ

プロジェクトを企画した(右から)荒川さん、石井社長、中信会館龍胆の濵一男さん

 塩尻市の商工関係者や飲食店が、インターネットで募った資金を元手に、新型コロナウイルス感染症への対応で奮闘する医療機関に弁当を届ける「i│プロジェクト」を計画している。ネット上での資金調達法「クラウドファンディング(CF)」で10日に資金募集を始める。医療者を応援しつつ、飲食業活性化にもつなげる考えだ。

 プロジェクトには、広丘商工会加盟の石井新聞店、飲食店のヘルシー中華愛菜華、コリコ、美蘭、木下商店、八十二銀行広丘支店のほか、愛菜華オーナーシェフの荒川孝則さん(37)のかつての勤務先・中信会館龍胆(大門一番町)などが参加する。調理や配達、資金募集を分担する。
 CFは500食分の50万円を目標とし、5月10日まで募集する。CFサイトの手数料として2割を引いた資金で弁当を用意する。資金のみだと1食800円になるが、調理に当たる各店は「医療機関への感謝の気持ち」として100円分以上の価値を上乗せする。 
 発起人の石井新聞店の石井勉社長(53)は「コロナ禍はあらゆる産業に広がっている。誰かのために何かする、という思いが広がるきっかけになれば」と話す。
 第1弾として今月下旬にまつもと医療センター(松本市村井町南2)に100食を届ける計画で、同センターに勤務する愛菜華のメール会員が仲介した。資金調達状況を見ながら順次、弁当を配達する。今後は他の医療機関への提供や資金募集の継続も検討する。
 CFでは、2000円、5000円、1万円の3コースで資金募集する。資金を出した人の名前をプロジェクト公式サイト(https://i-project.org/)に掲載する。詳細は公式サイトかCFサイト「CF信州」に掲載する。