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果樹、野菜に凍霜害 松本、安曇野、山形で

 6日朝の冷え込みで、松本市と安曇野市、山形村の農作物に凍霜害が発生したことが7日までに分かった。例年より早めに生育していたプルーンやナシ、アスパラガスなどが被害を受けた。長野地方気象台などによると、松本市では8~11日も最低気温が氷点下になる日があるとみられ、農家は警戒を強め、県なども注意を呼び掛けている。

 西山山麓を中心に、松本市ではプルーン、スモモ、ナシ、モモ、アスパラガス、安曇野市ではナシ、山形村でアスパラガスが被害を受けた。県農業政策課がまとめた速報値によると2市1村の9・5ヘクタールで被害が確認され、被害額の合計は472万円とみられる。
 松本市波田地区の約1ヘクタールでナシを栽培する農業・大月透安さん(43)の果樹園では、場所による違いはあるが、例年より5日から1週間ほど早く育っていた新芽の6~8割で、雌しべが受粉機能を失った。「ここ数年遅霜があるが6日の霜は予想外、壊滅状態の畑もある」という。今週末も低温が予想されることから、大月さんは7日昼までに急きょ全てのナシの木に霜よけ剤を噴霧し、被害拡大防止に全力を挙げていた。
 県は3月末に広報した被害防止対策を再度強調、今後の低温や凍霜害に注意を呼び掛けている。