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筑北・別所区が独自の避難計画 冊子と雨量計全戸配布

別所区がまとめた自主避難計画の冊子

 筑北村の別所区が、近年増加する大雨や台風に備えた自主避難計画を作成した。谷あいに位置し土砂災害などが発生する危険が高い地域で、区民が命を守るために早めの避難ができるよう独自の避難ルールを設けた。過去に被害が発生した箇所が分かる地図も作り、冊子にまとめてある。区内全戸に配布し、11日には区の総会に合わせて避難計画の説明会を行い、周知を図る。

 別所区は7常会43世帯で構成する。谷あいの集落を南北に流れる別所川沿いに家が点在し、土砂災害の特別警戒区域や警戒区域も点在する。3年前の台風では、指定避難所になっている別所公民館に住民が避難したが、公民館近くの別所川の水があふれ、住民が急きょ別の避難所に移る事態になった。この経験を教訓に、自主避難計画では村から避難情報が出される前に自主的に避難できる避難所を2カ所設定した。町、平の2常会は坂北総合福祉センター、七ツ松、中里など5常会は本城公民館が自主避難所となる。避難計画の冊子と合わせ、雨量計測ができるカップも全戸に配布予定だ。雨が降り出したらカップを屋外に出してもらい、1時間あたりの雨量が15㍉以上を警戒の目安としてもらう。
 県犀川砂防事務所の協力を得て、区と村が昨年度ワークショップを開いて作成を進めた。地図には、降雨時の危険箇所や、過去に落石やのり面崩落などの被害が発生した場所を落とし込んである。神田林明区長は「災害の教訓を孫の代まで伝えていけるものを残したいという狙いで作成した」と話している。

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