地域の話題

ヒメギフチョウの成虫 3月に安曇野市内で初確認

シバザクラの蜜を吸うヒメギフチョウ(31日午前11時40分ころ)

 「春の女神」とも呼ばれるヒメギフチョウの成虫が、安曇野市内の西山山麓で早くも飛び始めた。例年4月中旬から5月上旬にかけて飛び始めるが、今年は3月29日に初めて確認された。温暖な天気が続いた影響とみられる。安曇野市内で3月中に成虫の発生が確認されるのは初めてで、愛好家らが驚いている。

 ヒメギフチョウは黄色と黒の段だら模様が特徴で、環境省や安曇野市のレッドリストで「準絶滅危惧種」に分類されている。平成11(1999)年に発行された『長野県産チョウ類動態図鑑』によると、県内で最も早い成虫の発生確認は4月5日(旧上伊那郡高遠町)と記録されている。
 3月29日に成虫を確認した田淵行男記念館友の会「むしの会」の中田信好会長は「その年の気候によって変動するが、例年の発生は4月10日前後。びっくりした」と驚き、「年々早くなっている印象を受ける。温暖化の進行を感じる」と危機感も抱いていた。