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松本・本庄に15階マンション 旧林友ビル一帯を再開発

高層マンションの建設が計画される本庄1丁目

 平成21(2009)年に閉店した、松本市本庄1の旧林友インテリアセンター一帯で、高層マンションの建設計画が浮上していることが31日、分かった。予定される高さは44・99メートルで、完成すれば市街地で最高層クラスのマンションの一つになる。市景観計画が定める現地の高さの緩和基準(45メートル)には抵触しないが、周辺には眺望や日照への影響を懸念する声もある。

 計画だとマンションは鉄筋コンクリート造り15階建てで戸数は123戸。保育所や同規模の高さのタワー型駐車場の併設も予定する。地権者などでつくる本庄1丁目地区再開発ビル建設協議会が建築主となり、年内には建設予定地の既存建造物を解体、来年初めの着工を目指すという。
 市景観計画(平成20年度策定)は「山並みの眺望景観を阻害しないよう地域特性を考慮した高さ」を全市共通で呼び掛け、新規建造物の高さ制限を松本城天守を基準に最高29・4メートルと定めている。ただ、今回マンションが計画される「中央西地区」は「景観上支障のない範囲」で、制限の1・5倍にあたる45メートルまで緩和が認められている。
 計画地は県道兎川寺鎌田線の中条跨線橋南側で、周辺には複数の高層マンションが立つほか、景観計画策定前に建てられたホテルブエナビスタは最高地点で59・5メートルの高さがある。市によると高層マンションの建設計画は近年市街地で増加傾向にあり、一帯でも高層化に拍車がかかる可能性がある。
 一方、周辺マンション住民には今回の計画で「日照と眺望が奪われる」などの声もある。