連載・特集

2021.4.21 みすず野

 「誰でも言えるような主張しかしてないね」「これからの日本をどうしたいのか、どうすればいいのか。そのビジョンが聞かれないわ」。投開票(25日)が近づいた参院県区補欠選の立候補者の訴えに熱心に耳を傾けていた、ある有権者の声◆政策上の大きな争点はなく、いまの自公政治でいいのか悪いのか、信州人はそのどちらを選ぶか、という選挙である。だが、せっかくの機会なので、この国が抱える大きな課題を考えてみたい。直近ではコロナ対策であり、景気・雇用などの経済政策にちがいないが、コロナ後を見据えねばなるまい◆少子高齢化社会に歯止めがかからない。かからないどころか、加速しており、子どもたちや若い世代の支援に、もっと力を注ぎたい。科学技術においては、さまざまな分野で国際競争力の低下が指摘され、コロナワクチンも自国開発できず、接種に遅れを取った。科学技術力のアップには何が一番求められるのだろう◆地球温暖化に伴う脱炭素化も、本気で取り組み、環境先進国でありたい。クリーンな持続可能な社会の実現。長い目で見ると、経済復活のチャンスはそんな分野にあるのではないか。