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地域おこし充実の3年 筑北の協力隊員2人任期終了

 筑北村の地域おこし協力隊員による活動報告会が29日、本城多目的ホールで開かれた。3年間隊員を務め、3月末で任期を終える榎並真由子さん(39)、前迫裕介さん(32)が、地域の課題解決や活性化に向けて任期中に取り組んだ活動、村に暮らす中で感じた地域の魅力などを熱く語った。退任後は2人とも村に定住する。

 榎並さんは企画財政課に所属し、移住促進事業や空き家バンクの事業、情報発信に携わってきた。移住に関する相談や問い合わせには、村に移住した自身の経験も生かして親身になって応じ、バンクを介した本年度の空き家成約数は、バンク開設以来最多の17件に達した。地域活動やSNS(会員制交流サイト)を通じた村の魅力発信にも力を入れ「筑北を全国に発信できたと思う。これからも大好きな筑北村で生きていきたい」と話した。簿記の資格を取得し、退任後は村内の企業で働く。
 前迫さんは観光課に所属し、都会の子供たちに村の暮らしを楽しんでもらう体験事業やガイドマップの制作などに取り組んだ。村で観光事業を行う組織づくりに向けた種まき活動や人脈づくりに力を入れ、退任後は村観光協会の設立準備に携わっていく。今冬には坂井にゲストハウスを設ける予定で「村に息づく、ありのままの暮らしが商品になる。村を拠点に広域観光をキーワードにしたブランディングをしたい」と語った。
 村内外から約60人が来場した。関川芳男村長は「移住した筑北の土地で力を尽くしてくれた。今後も活躍を期待している」と激励した。