地域の話題

信大付属小 安心の避難所に 断水時も使える水洗トイレ

体育館に展示された見本を前に、断水時も利用できるトイレの説明を聞く参加者ら

 松本市桐1の信州大学付属松本小学校は本年度、校舎の耐震改修に合わせて断水時でも衛生的に利用できる水洗トイレや多目的室などを設置し、災害時の指定避難所として要支援者への配慮を強化した。24日に住民らを対象に見学会が開かれ、避難所に関する信大の研究や同校の防災教育などの講演も踏まえて地域防災への意識を高めた。

 教育学部の廣内大助教授の研究室と住宅設備大手のLIXIL(リクシル=本社・東京都)との共同研究の一環で、同社が開発した1リットルの水で洗浄できるトイレを県内では初めて導入した。平常時は5リットルの水量で通常のトイレと変わらず使用でき、断水時にはタンクからの水量を切り替えるかペットボトルなどで直接流す。
 要支援者のスペースとなる1階に6台を設置し、参加者たちは実演を交えて見学した。今後は児童の使用状況や防災教育への活用なども研究していくという。
 廣内教授は講演で、改修が避難所運営課題に対する学校と地域のコミュニケーションの機会になるとし、「自分たちの避難所として準備を進めるきっかけになれば」と呼び掛けた。参加した沢村2のパート・増本加代さんは「トイレは一番大事。話を聞き、皆で自分ごととして考えていく必要性を感じた」と話していた。