政治・経済

就労支援所 三郷に5月開所へ 障害者が野菜栽培

 安曇野市三郷明盛に5月、農業を通じて障害者の自立を目指す就労継続支援A型事業所「安曇野みらい農園」が開所することになった。遊休農地でソバ栽培を手掛けるかまくらや(松本市島立)の関連会社が運営し、三郷地域で育てた野菜などを企業に販売する。障害者と雇用契約を結び、原則として最低賃金以上の賃金を保障するA型事業所は安曇野市内で2カ所目となる。

 農園の事務所は三郷明盛のJR一日市場駅にほど近い旧JAあづみ明盛支所の一室に設ける。かまくらやが4月1日から5年間、安曇野市から指定管理を受ける三郷やすらぎ空間施設(三郷温)の周辺に農地を確保する。かまくらやは同施設の古民家を地元サークルなどに開放し、週末を中心にそば打ちや料理などの教室を開催する方針で、施設の運営にも携わる。
 雇用する障害者に賃金を支払うため、3ヘクタールの農地でタマネギとニンジンを栽培する。ほかの農地ではワサビや野沢菜も育てる。初年度は障害者10人を雇用し、3年目までに20人の定員まで増やす。週5日で、1日当たり6時間の仕事を予定しているという。
 かまくらやと安曇野みらい農園の田中浩二社長は、1人当たり月10万円ほどの賃金を得られるといい「自立できる仕組みがあれば、障害者が安心して暮らし続けることができる」と話している。
 雇用を希望する障害者などへの説明会を4月に開催する予定だ。問い合わせはかまくらや(電話0263・87・7101)へ。

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