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大輪花火 学校の思い出に 松本の松島中3年有志が打ち上げ企画

松島中のグラウンドに打ちあがった花火

 松本市の松島中学校で13日夜、卒業を控えた3年生135人のための打ち上げ花火が上がった。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、楽しみにしつつもついに実現しなかった修学旅行の代替行事として、3年生有志16人による実行委員会が「みんなの思い出に強く残る行事を学校でやろう」(百瀬幸恒委員長)と企画した。春本番の気配が漂い始めた松本の夜空を大輪の花火が彩った。

 来校した3年生と家族は、体育館で学校生活を写真や発表で振り返った後、グラウンドに出た。花火は地元の華松煙火が手掛け、単発・スターマインの大小75発が打ち上がり、「STORY」と書いた仕掛け花火も点火された。
 修学旅行は奈良・京都への旅程で当初は昨年4月に予定された。だがコロナ禍に伴う休校で8月に延期となり、感染拡大を受けて今年3月に再延期に。実施可否を判断した1月には市内の感染警戒レベルが5に引き上げられ、中止が決まった。
 3年生たちは次々と打ち上げられる色鮮やかな花火に大きな歓声を上げながら見入った。中嶋美優さん(15)は「コロナで悲しく悔しい思いもしたけれど、みんなのおかげで唯一無二の花火が見られた。うれしかった。感動した」と笑顔を見せた。