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お田植え祭り 五穀豊穣願う 坂北・刈谷沢神明宮

張り子の牛に雪を投げ豊作を願う見物客ら

 筑北村坂北の刈谷沢神明宮で7日、県無形民俗文化財に指定されている「お田植え祭り」が行われた。張り子の牛や木製農具を抱えた氏子らが境内を回って代かきの様子を再現し、見物客らは豊作に欠かせない水を象徴する雪を投げつけて五穀豊穣や子孫繁栄を願った。

 牛の手綱を取る「太郎」役の氏子らが「毎年、毎年、やでござる」と言って張り子を抱き、「ボーボー」と牛の鳴き声を出しながら境内を3周した。見物客は牛めがけて次々に雪を投げ、古くから伝わる独特の祭りを楽しんだ。春季例大祭の神事として400年以上前から続き、太郎役を務めた久保美佐男さん(58)は「自分も子供の頃から親しんできた祭り。受け継いでいきたい」と話した。
 新型コロナウイルス感染防止のため、参加人数を絞るなど規模を縮小し、見物客は例年の半分以下の50人ほどだった。氏子総代会長の神田林政穂さん(80)は「秋の恵みが豊かであることを願うとともに、新型コロナの早期終息にも願いを込めた」と話していた。

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