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教育人生 山浦寿さん本に 47年間の現場経験まとめる

『私の教員スタイル』を手にする山浦さん

 元公立高校の教諭、校長で信濃史学会の会長を務めた山浦寿さん(76)=松本市鎌田2=は、実践活動をまとめた私家本『私の教員スタイル』を刊行した。主に日本史を教え、定年後はスクールカウンセラーや大学教員も務めた47年間を振り返った。「多様な経験が現場で奮闘する教員の皆さんの役に立てばうれしい」と話している。

 B5判388㌻で、1部では来歴を記し、2部に裏付けとなる資料を盛り込んだ。松本深志高校で教諭を務めた時期には、発問方式を取り入れ、歴史の因果関係を生徒と共に考えるように授業を改善した。梓川高校の校長時代には「キラリと光る学校づくり」を教職員やPTAと進め、コース制も導入した。県教育委員会に異動し、教学指導課長などを務めた。海外への修学旅行を高校で実現するため奔走した山浦さんは「国際感覚を身に付けてほしいと思い、命がけでやった」と語る。
 退職後は専門資格の学校心理士を取るため猛勉強し、県のスクールカウンセラーに採用され、県内の高校で生徒のカウンセリングに取り組んだ。松本大学の教授なども務めた山浦さんは「こうしたキャリアが退職を控えるベテラン教員の方々に積極思考を与えることができれば」と願う。
 1部2500円(送料込み)で頒布する。電話かはがき(松本市鎌田2―2―25)で受け付ける。問い合わせは山浦さん(電話090・1038・0237)へ。

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