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復興のヒマワリ 自宅で 阪神大震災被災者に由来 塩尻・平出博物館が種配布

 塩尻市の平出博物館は、平成7(1995)年の阪神大震災で亡くなった11歳の女の子の名を取り、復興のシンボルとして知られる「はるかのひまわり」の種を配布している。昨夏、平出遺跡公園ガイダンス棟前の花壇で栽培した花から採取した。配布は2年目となる。

 令和元年にはるかのひまわりを全国に広める「絆プロジェクト」に賛同して種を譲り受け、栽培を始めた。昨夏は2メートルを超える高さに育ち、大輪の花を咲かせた。
 花から取った種を袋に50~60個入れ、プロジェクトの趣旨を書いたポストカードを添えた。用意した150袋が無くなり次第、配布は終了となる。
 はるかのひまわりは震災で倒壊した家の下敷きとなり、亡くなった加藤はるかさんの自宅跡に咲いたヒマワリの花に由来する。花から採取した種は全国へと広がり、災害の悲惨さや命の尊さを伝えている。
 ガイダンス棟前では今年の夏も栽培する予定だという。博物館職員の中島伸一さん(66)は「ヒマワリの栽培を通し、災害の歴史や教訓に目を向けるきっかけにしてほしい」と話している。

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