地域の話題

感染差別NO 上松中から シトラスリボン2000個制作 町民に配布へ

シトラスリボン(手前)の制作に励む生徒たち

 新型コロナウイルス感染者や医療従事者への差別や偏見をなくすメッセージを発信する「シトラスリボン」を作る活動を、上松町の上松中学校(秋山昇校長)の全校生徒が進めている。約2000個を作り、取り組みを呼び掛けた上松郵便局(井上茂局長)を通じて町民に届けられる。

 愛媛県の住民有志が始めた運動「シトラスリボンプロジェクト」に呼応した。リボンを「地域・家庭・職場(学校)」を示す三つの輪ができるように結ぶのが特徴で、三者が連携して感染者を優しく見守る社会づくりを呼び掛けている。運動に賛同している上松町が材料を提供した。
 生徒は、2人1組になって結び方を教え合いながら、クローバーの形のように仕上げる「几帳結び」に取り組んでいる。「思いを込めながら作ろう」と生徒に呼び掛ける秋山校長は、誰もがなり得る感染者への思いやりを育む効果に期待する。
 出来上がったリボンは、上松郵便局が町内全戸に贈る「ワイシャツ形の封筒」と一緒に配られる。帰省の自粛で会えない遠方の家族などに、A4判の便箋を折ってワイシャツに見立てた手紙を送ってもらう企画だ。封筒は郵便局員が一通一通手で折っている。井上局長は「温かな手書きの手紙で気持ちを伝え、ユニークな形の封筒が笑顔を誘うきっかけにもなれば」と願っている。

連載・特集

もっと見る